下駄(げた)は日本の伝統的な履物で用途に応じて多種多様の素材でつくられ形もいろいろあります
下駄(げた)は日本の伝統的な履物で、浴衣を着用するときに吐くことが多い履物です。足を乗せる木でできた板に、歯を台に差込む構造のものと、
一本の木から繰り抜いたものがあります。足の親指と人差し指の間に鼻緒を挟んで履きます。日本の伝統的な履物では、木製など硬質な素材でできた履物を下駄と呼び、草や樹皮、革などの柔らかい素材で作られたものを草履と分けられています。鼻緒が踵まで覆っていて足が離れないように踵の後ろで結ぶ形の履物を草鞋(わらじ)と呼んでいます。平安時代後期から江戸時代ごろまで日常的に用いられ、江戸期にはもっぱら雨天の履物であったようです。