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着物の素材 織り

御召の着物 お召の定義とは?格や特徴の見分け方と種類にはどんなものがある?

投稿日:2018年4月11日 更新日:

近頃、アンティーク着物やレトロな古典柄の着物を、
お洒落な街着として楽しんでいる人を多く見かけます。

少し前までは、訪問着や小紋の染の着物が主流でしたが、
いま、若い女性の間では御召や銘仙など、織りの着物が人気です。

その御召の着物とは、どういう着物のことを言うのでしょうか。

風合いや着心地、独特な織り方など御召の特徴と、
着用する時の格や見分け方について、お伝えします。

そして、多種多様な織り方や色遣いなどを誇る、
御召の産地と種類をご紹介します。

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御召の着物 お召の定義とは?

お召(おめし)または御召縮緬(おめしちりめん)は、
和服に用いられる絹織物の一種です。

羽二重などとともに最高級の素材として略礼装やお洒落着に好まれた着物地で、
経済産業省指定伝統的工芸品です。

お召は、小紋のような染めの着物ではなく、
かと言って紬でもない、
ちょっと変わった位置づけの織物です。

準礼装や飛び切りのお洒落着として、
戦後しばらくまでは大流行しました。

当時に比べて生産量が大幅に減ったとはいえ、
しゃっきりとした風合いと、
矢絣に代表されるような独特の色柄に見せられたお召ファンは多いのです。

お召とは、御召縮緬の略称で、
元は柳条縮緬と呼ばれていましたが、
徳川家第十一代将軍の徳川家斉が好んで御召になったことから、
お召と呼ばれるようになりました。

お召はもとは縮緬の一種ですから、
その地風には縮緬のようにシボがあります。

しかしお召は、先染めの糸を用いた平織りの織物で、
縮緬の白生地があと練で後染めなのに対して、
お召は、糸の状態で精錬し、染めてから織った、先練の先染め織物です。

お召の二大産地は、西陣と桐生といわれてきましたが、
現在、桐生は織り帯が中心で、
お召は西陣から糸を買って小物などを制作する程度になっています。

御召の着物の格や特徴の見分け方は?

通常、白生地などの縮緬は縦糸に撚りをかけず、
緯糸に右撚りと左撚りを交互に用いることで独特のしぼを出しますが、
御召は縦糸につよい撚りをかけた八丁撚りという糸を用い、
緯糸にも一般の縮緬よりも撚りのつよい御召緯という糸を使うことによって、
縮緬独自のシボがより大きく、はっきりとあらわれるところに特色があります。

また一般の縮緬のように織りあげた後ではなく、
糸の状態で精練するために、絹のセリシンが除かれ、
織りあがりが硬く、コシのある地風となっています。

ですから、御召は通常の縮緬よりもコシがつよく、
紬よりはしっとりと馴染む独特の風合いがあり、
着崩れしにくく、裾さばきがよいために、洒落着に向くとされています。

江戸時代には、御召は礼装として用いられることも多かったのです。

一般に和服では織りよりも染めのほうが格が高く、礼装に用いられますが、
そのなかにあって御召は織物の中で一二を争う格を持ち、
今日でも略礼装として用いられることがあります。

江戸時代の文献「絹布重宝記」や「守貞漫縞」に見られるように、
相手を敬うきものを「お召しもの」と言ったことから、
高貴な人々が着用する上等の絹織物を総称して、
お召という名前が使われたという一説もあります。

戦前は縞御召に一つ紋付きの黒羽織を上に着るだけで、
略礼装として通用しました。

また、無地御召に縫いの一つ紋をつけて式服にも着ていました。

しかし現在、
御召はどんな高級なものでも、
おもにカジュアル向きのお洒落着とされています。

特に最近、若い女性の間で、御召や銘仙といった織りの着物が見直され、
人気を呼んでいます。

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御召の着物にはどんな種類があるのか?

御召は、徳川家斉が好んで御止め柄(お納戸色に白の細格子縞)を定めた、
桐生産がそもそもの発祥とされています。

🌸西陣御召
西陣御召には、絣・縞・縫い取り御召などの種類がありますが、
いずれも緯糸に強撚糸を使うのが特徴です。

🌸白鷹御召

置賜地方で作られる白鷹御召は、美しい縦横絣が特徴で、
西陣御召同様、絹の強撚糸を用いますが、
絣糸にはあまり撚りをかけない糸を使用し、
絣は、細く溝を彫った板に挟んで染める板締めで作ります。

🌸本塩沢(塩沢御召)

塩沢御召は昭和五十一年に、伝統的工芸品の指定を受け、
その時から『本塩沢』という名前に変えました。

本塩沢は、越後縮の技法を絹に活かした織物で、
糸で括って染めた細かな十字絣や亀甲絣の縦横絣が特徴です。

🌸十日町御召

新潟県十日町で織られる御召です。
マジョリカ御召は、新潟県十日町を中心として、
昭和34年から約4年間に渡って生産されていました。

🌸上代御召

交織の特徴を生かした高級絹織物です。
縫糸に御召経と紬糸の二種を用い、紬風の素朴な地風を出しています。
紋織と紡織とがあり、色彩も柄も多様ながら上品な街着に適しています。
もともとは西陣で作られ、後に丹後の特産として作られています。

🌸風通御召

縦糸、横糸を二重の袋状にして織った「風通御召」は、
軽く、皺になりにくいところから、
御召のなかでも特に高級品とされています。

風通織という特殊な二重組織で織った御召のことで、
二重の経糸、緯糸を用いたもので表と裏の文様が反対の配色になり、
上品な感じの中柄や小柄が多いです。

🌸マジョリカ御召

マジョリカお召しの特徴は、多色使いで、遠目には染めにみえます。

モチーフも植物や動物、唐草などを使った、洋風の柄と銀通しの、
キラキラした御召で、
地中海のスペイン領マジョリカ島特産の、
マジョリカ陶器をイメージして織られたといいます。

🌸縫取り御召

縫い取り御召(ぬいとりおめし)とは、西陣御召のひとつで、
生地を織る段階で地の糸とは別の金糸や銀糸、
色糸を織り込んで模様を出した御召のことをいい、
刺繍をしたような感じの豪華な模様になります。

あとがき

先日、アンティークフェアで素敵なお召の付け下げを発見しました。
色といい柄といい、大胆で斬新、
私以上に娘が気に入ってしまったのですが、
サイズがチョットそのままでは着られません。
どうしても着たいと言うので、
身幅を出して、裄丈も大きくしたいと思います。
その様子を後日ご紹介しますので、
ぜひご覧ください。

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