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結城紬の特徴とは 大島紬との見分け方とその歴史と着こなしの楽しみ方は

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結城紬や大島紬、
紬をさりげなく着る女性って素敵ですよね!

そんな結城紬と大島紬の違いってご存知ですか?

店頭で、もしくは着ている人を見て、
大島か結城かって見分けられますか?

結城紬の特徴についてまとめてみました。

紬を知って着こなしを楽しんでください。

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結城紬の特徴とは

本場結城紬は、反物に織りあげるまでに、二十近い工程があります。

その中で『糸紡ぎ』『絣括り』『機織り』の三つの工程が、
昭和三十一年(1956年)に、国の重要無形文化財の指定を受けました。

糸紡ぎは、繭を煮て袋状または四角に広げた真綿を、
『つくし』という糸巻きのような道具に掛けて、
細く均等に指先で引き出していきます。

一反の結城紬を作るためには、
約三百五十枚ほどの真綿から糸を紡ぎます。

紡がれた糸は、絣括りの工程に進みます。

経糸と緯糸に、絣に括る位置に印をつけた後、
その印のところを綿糸で強く括ります。

括ることで糸を染めた時に、
その部分が染まらないようにするためです。

機織りは、最も古い形の手織機である地機(じばた)で織ります。

織り手が床に座り、機に張る経糸を腰当てに結びつけ、
腰の屈伸で糸の張り具合を調節しながら織りあげていくのは、
労力も時間もかかり、熟練した技術が必要ですが、
結城紬独特の弾力のある織り味は、この方法から生まれます。

結城紬は、藍・茶・浅黄・鼠色が基本でしたが、
現在は、多彩な色遣いのものも多く、
また、白生地に織った結城紬に、
絵羽模様を施す『染め紬』の訪問着なども生産されています。

結城紬と大島紬との見分け方とは

結城紬と大島紬には、大きな特徴の差として糸があげられます。

大島紬は、むかしは紬糸で織ったそうですが、
今は生糸で織られているので、正確には紬ではありません。

結城紬は真綿を広げて紡ぐ手紡ぎ糸を使用します。

織り機は大島が高機という腰掛に座って織る織り機を使いますが、
結城紬が地機で織られます。

そして絣の作り方も違います。

大島は絣括りに締端が用いられますが、
結城紬は絣柄のところを太い綿糸で括って防染して作ります。

染色も大きく違い、大島はテーチ木(車輪梅)をに出した液と泥で染められますが、
結城は、今は化学染料も用いられますが、藍染めが基本です。

どちらも先染めで、柄は大島のほうが一般的には派手といわれ、
生産量は大島紬のほうが遥かに生産量があります。

後継者の不足の面ではどちらも深刻ですが、
結城紬のほうが高度な技術者が必要なため後継者が育ちにくいと言えます。

大島紬と結城紬の見分け方としては、
大島はつるんとして細かな絣模様が綺麗です。

大島紬は薄くて軽いのが特徴で、
結城は地厚なので暖かいです。

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結城紬は蚊絣や亀甲絣が有名で、
一幅にその柄が幾つあるかで『○○亀甲』という風に呼ばれ、
多いほど高価なものとなります。

大島は三代、結城は末代まで、と言われています。
それほど、結城はしっかりして強い織物ですね。

結城紬の歴史と着こなしの楽しみ方は

結城紬は、茨城県結城市や栃木県小山市を中心に、
鬼怒川沿い一帯で生産されている織物です。

撚りをかけない手紡ぎ糸を、地機(居坐機)で手織りした生地は、
柔らかくて軽く、『三代着て味が出る』といわれるほど丈夫な織物です。

結城地方の織物は、
奈良時代には『絁(あしぎぬ)』…糸の太い絹織物(紬の原型)として、
朝廷に献上され、正倉院にも収蔵されています。

鎌倉時代には、領主の結城氏が織物の育成に努めたことから、
後年、結城紬という呼称が生まれました。

江戸時代初期、代官・伊那備前守が京都や信州から、
染工や織工を招いて品質の向上をはかり、
「糸質強靭、染色堅牢、製法精緻にして雅趣に富む」と、
賞賛されるようになりました。

明治時代には、それまで無地か縞柄だった結城紬に、
精巧な十字絣や亀甲絣が生まれ、
やがて複雑な絵柄も織られるようになりました。

結城紬はとても手の混んだ技法で、大島と並ぶ高価なきものの素材ですが、
街着やお洒落着として楽しむ着物で、礼装ではありません。

ですが、結城紬は末代までといわれるほど丈夫な素材ですので、
古着屋さんでも結構お高い値で売り買いされています。

そんな中で掘り出し物を見つけるのも楽しみの一つです。

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あとがき

母に貰った結城紬は、ずいぶん古い物ですが、
全然古さを感じさせません。

街着として着ていますが、気持ちはよそ行きです。
造られた人の苦労を知ると、もっと大切にしなくてはと思いますが、
タンスにしまっておくのではなくて、
楽しく着ることが着物を大切にすることだと思います。

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