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着物への思い

宮崎緑 新元号選定メンバーの着物が話題!新しい時代に新しい着物の形を!

投稿日:

新元号が『令和』に決まり、5月1日から『令和元年』となります。

この新しい元号『令和』を選定するために、
9名の有識者による「元号に関する懇談会」が開かれました。

この有識者には、
山中伸弥、林真理子、宮崎緑、寺田逸郎、榊原定征、鎌田薫、白石興二郎、
上田良一、大久保好男の皆さんが名を連ねておられました。

その中の一人、宮崎緑さんが、
大島紬の着物で出席されと話題を呼んでいます。

また、その着物の上に羽織られていた、
袖なしの法被に注目が集まっています。

「元号に関する懇談会」に出席された宮崎緑さんの着物について、
そして、新しい時代の新しい着物の形について考えてみました。

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宮崎緑さんが「元号に関する懇談会」の有識者として着物で参加

5月1日の新天皇即位を前に、4月1日に新元号が発表され、
『令和』と決まりました。

この「元号に関する懇談会」の有識者として参加した、
宮崎緑さんの着物が話題になっています。

有識者として選ばれた9名のうち、女性は二人で、
作家の林真理子さんと、元アナウンサーで大学教授、
『本場大島紬大使』も務める宮崎緑さんです。

新元号の有識者会議「元号に関する懇談会」に出席するために、
首相官邸に入る宮崎緑さんの着物姿をカメラがとらえられていました。

ニュースでは、白く光沢のある着物に、
黒い縁取りのある羽織をはおった姿と伝えられ、
SNSでは「卑弥呼みたい!」などと注目が集まっていました。

宮崎緑さんが着ていた白大島の着物と羽織物について

白く光沢のある着物というのは、
「本場大島紬織物協同組合」によれば『白大島』だということです。

宮崎緑さんご本人から、本場大島紬織物協同組合の理事長さんに、
『紬を着ます』という連絡があったそうです。

大島紬は『紬』と呼んでいますが、
今は紬糸ではなく、生糸が使用されています。

大島紬には、
藍大島・泥大島・色大島・白大島・夏大島などがあり、
大島紬発祥の地である奄美大島と、
第二次世界大戦で疎開した島民が鹿児島県や宮崎県で織っています。

大島紬や結城紬など、
紬の着物は後染めの着物で織の着物、
さらに紬という地風の着物は、
これまで普段着の着物とされ、
公の場には相応しくない『おしゃれ着』の着物とされていました。

紬という織物の始まりは、
蚕の繭から生糸を紡ぐ時のくず繭などで紡がれた、
節のある紬糸を用いた織物です。

そういったことから、紬という織物は、
誰が決めたというわけでもなく、
正装や礼装には相応しくないとされてきたのです。

宮崎緑さんが着られていた白大島の着物ですが、
比翼衿と袖口に、黒い色が見えました。

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比翼衿はわかるのですが、
袖口の黒い部分は、初めからそのように染め分けられているのか、
それとも袖口に継ぎ接いだものなのか、
どうされていいるのでしょうか? 斬新ですね!

また、その着物の上に着られている羽織物も、
白大島で作られているようです。

映像ではよく見えなかったのですが、
袖なし羽織のようです。

この羽織物も黒い布で縁取られていて、
あまり一般的に着られていない形ですね。

その袖なし羽織は、
『おでんち』とか『ちゃんちゃんこ』のようにも見えます。

ちゃんちゃんこと言えば、
還暦の時に赤い頭巾と一緒に着る、
赤いちゃんちゃんこがよく知られています。

『おでんち』も『ちゃんちゃんこ』も、
綿入れになったものが多く、
それらは冬場の防寒用の部屋着です。

ですから、宮崎緑さんが着られていた袖なし羽織は、
どちらかと言えば、被布や陣羽織に近いもののようです。

陣羽織は、元々戦国時代の軍装に由来するもので、
江戸時代においても女性が着ることはほとんどありませんでした。

長さもひざ丈まであって、新感覚のおしゃれですね。

宮崎緑さんの着物姿 新しい時代に新しい着物の形を!

新元号が『令和』になったというニュースでしたが、
宮崎緑さんの斬新な着物姿の方に興味が走ってしまいました。

新元号の選定という重要な場面に、
斬新な装いで臨む宮崎緑さんの勇気に敬服します。

日本人の着物離れが言われるようになって、
随分経ちますが、
最近、若い人の間で少しずづ着物が見直されようとしています。

しかし、年長者の間では、
『何という格好をしてるの?』と批判を受けています。

賛否両論はあると思いますが、
着物の持つ無限大の表現力を、もっと活用できるように、
意味のないしきたりや習わしについて、
考えてなおすべきではないかと思います。

新しい着物の形や、現代の生活に合った着こなし方が、
どんどん提案されることを望みます。

宮崎緑さんのプロフィール


宮崎 緑
生誕 1958年1月15日(61歳)
教育 慶應義塾大学法学部
職業 国際政治学者
ニュースキャスター
代表経歴 「ニュースセンター9時」キャスター(1982-88年)
東京工業大学講師
千葉商科大学教授

2001年(平成13年)より、
鹿児島県奄美市にある地域文化の情報発信拠点奄美パーク園長と、
その付属施設である田中一村美術館の館長を兼任するほか、
神奈川県教育委員会委員、
ソニー教育財団理事、
昭和シェル石油株式会社監査役などもつとめている。



あとがき

ネット上では宮崎緑さんの着物について、
いろいろな意見があがっています。

私も好き勝手な意見を述べさせていただきました。

宮崎緑さんは、着物がお好きなのですね。

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