メンズ浴衣の着付け 簡単な補正の仕方と着崩れしないコツは裏技の着こなし!

ゆかた

夏祭りや花火大会、
浴衣を着たカップルって素敵ですね!

彼氏の浴衣姿に、思わず惚れ直してしまうかも!

そんな時、自分で浴衣を着られない彼氏に、
あなたが着せてあげることができたら、
彼氏もあなたのことを惚れ直すに違いありません。

メンズ浴衣の着付けは、
ちょっとしたコツと裏技を知っていれば、
簡単に、着崩れせず苦しくない着付けが手早くできます。

あなたの女子力に彼氏もズッキュン!です。

  

メンズ浴衣の着付け カッコいい男性の浴衣姿とは

近頃、若い男性のあいだでも、
浴衣はすっかり夏の定番ファッションとして親しまれ、
夏の夜のイベント、夏祭りや花火大会でも、
浴衣姿をよく見かけるようになりました。

しかし、夏のイベントで見かけるヤンチャな男の子たちが、
浴衣の裾をはだけさせて騒いでいる様子はいただけません。

普段、浴衣や着物を着慣れていないから、
ガサツな動きを抑えることができないようです。

大人な男の粋で涼しげなゆかた姿は、
男の色気も感じられて素敵です。

テレビで勘九郎さんや海老蔵さんの番組を見ていて、
舞台稽古の時に着ている浴衣姿はとても格好いいです。

そんな歌舞伎役者のように、ゆかた姿を格好良く着こなすには
ちょっとしたコツとポイントがあり、
それをマスターすれば、
誰でも粋な男の浴衣の着こなしを手に入れることができます。

まず、ゆかた姿を格好良く着こなすには、
素敵な浴衣や着物姿を たくさん見ることです。

雑誌やポスターに写っている浴衣姿、
デパートやユニクロの広告写真でもいいので、
その中から自分が求める理想の浴衣姿を見つけましょう。

もちろんそれらの宣材写真は、
浴衣姿が素敵に見えることを目的に撮られていますが、
そこにはたくさんの着こなしのポイントが隠されているのです。

そして目に焼き付けた格好良い浴衣姿と、
自分のゆかた姿を近づけるようにしていくのです。

『学ぶことは真似ること』というわけです。

衿の合わせ具合や、浴衣の着丈、
帯の位置などを参考にします。

また、写真で見る格好いい男のゆかた姿は、 
どれも背筋が伸びて姿勢がいいことに気づきます。

最近の若い人は姿勢がよくありません。

背中を丸めてスマホでゲームばかりしているからでしょうか、
これでは健康にも良くありません。

格好良い浴衣姿のためにも背筋を伸すことを心がけましょう。

背筋が伸びた姿勢こそが浴衣姿を素敵に見せる一番の方法です。

時代劇で見る男性の着物姿、
袴をはかず着物だけでいる姿のことを『着流し』というのですが、
鬼平犯科帳の中村吉右衛門 カッコイイですね!

鬼平さんの感じを思い描いて、
浴衣姿を格好良く着こなしてください。

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メンズ浴衣の着付け 浴衣のサイズと簡単な補正の仕方

男前が一段とアップする、
格好いい浴衣姿の簡単なコツを提案します。

まず、男の浴衣姿で、浴衣を粋に着こなすためには、
自分の身長や体形に合ったサイズの浴衣を選ぶことです。

男性の着物や浴衣は、
女性の着物の様におはしょりはなく“対丈”になっています。

対丈とは、着た時にちょうどいい丈(長さ)に作ってあるものです。

浴衣を買うときには自分に合った長さのものを選んでください。

一度はおってみて 
着物なら踵(かかと)が隠れる程度、
浴衣の場合は涼しげに見せるため、
裾がくるぶしくらいの長さがちょうどいいのです。

店頭で、はおることができない場合は、
だいたい身長から25㎝くらい引いた長さが、
くるぶしくらいになります。

近頃では欧米並みに発育が進み、
日本人でも身長の高い人が多くなってきました。

裄の長さは、首の真後ろの中心から手の付け根までですが、
浴衣の裄の場合は涼しげに見せるため、 
短めが適しています。

背が高い人は手足も長く、
仕立て上がりで売られている浴衣は、
裄が少し短いことが多いようです。

浴衣を買われるときは“裄”の長さに注意してください。

やや太めでお腹がポッコリ出ている男性は、 
比較的、帯の位置が安定してゆかた姿も良く似合いますが、
痩せていて、ペッタンコなお腹周りの男性は、
帯の位置が落ち着くように 胴周りの補正が必要です。

縦半分に折ったスポーツタオルを胴回りに巻き、
寸胴になるようにすると、着崩れを防ぐことができ、
帯がずり上がってくることも防げます。

胴周りは特に汗をかきやすいので、 
汗取りと同時に体型補正としてタオルを一枚まいておくと、
帯の位置が納まり、着崩れ防止になります。

タオルの厚さは体型によって加減が必要ですが、
縦に二つ折りしたタオルの中心を背中に当てて、
お腹の前で重ねあうようにして、
少しお腹が出たような感じにします。

タオルが短くて重なりがないときは、
普通のタオルをもう一枚用意して、
今度はタオルを横に半分の半分に折り、
胴に巻いたタオルの重なり目の上に載せて、お腹のふくらみにします。

これらの補正タオルは、紐で止めておくといいのですが、
紐の数が少ないときは、絆創膏で止めても大丈夫です。

時間があれば、体型補正専用のタオルを用意して、
形に整え、こちらにもつけ紐をつけておくと、
浴衣を着るときのひと手間が楽になります。

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メンズ浴衣の着付け 着崩れしないコツと裏技の着こなし!

体型補正をして、浴衣を着付けても、
立ち座りや歩いている時に、
浴衣の前がはだけて着崩れてしまうという人は、
浴衣に内紐をつけておくと、裾がはだけてくることはありません。

下前と上前、それぞれの衿先のところと、
上前の内側、左わき縫い目と、下前の外側、右わき縫い目に、
20㎝ほどの細い紐(10mm幅の厚コットン綾テープ)を縫い付けておきます。

内紐を付ける位置は、
浴衣の裾を合わせて紐を締める紐位置に付けるのですが、
下前と上前の衿先は、脇に付ける紐位置より5㎝ほど下に付けることで、
立褄がつま先上がりになってきれいに着られます。

こうして紐をつけておけば、裾が肌蹴ることはありませんが、
内紐を付けるのが面倒な場合は、
帯を締める位置で、
見頃と衿先を安全ピンでとめるという方法もあります。

秘密の裏技ですが、絶対に裾が肌蹴る心配はなく、
安心して浴衣姿を楽しむことができます。

ところで、男性が浴衣を着るとき、
浴衣の下に何を着ればいいのかという質問を受けることがあります。

浴衣に直接、汗などの汚れが付かないように、
肌襦袢とステテコを着けるのが最適ですが、
肌襦袢がないときは、
ランニングシャツやTシャツでも大丈夫です。

ユニクロ クールマジックのタンクトップとニーレングスなど、
涼しくて快適ですね!



あとがき

今どきの男子には、
けっこう着物や浴衣に興味を持つ人が多いようで、
着付けを習いたいという男の子もいるくらいです。

プロの世界の着付け師には、男性が多いのですが、
男性用の着付け教室は、あまり見かけませんね。