盛夏の着物一覧

麻の着物の種類 越後上布・小千谷縮・からむし織・宮古上布・八重山上布

蒸し暑い日本の夏に涼を呼ぶ素材として、麻があります。麻は、江戸時代に木綿が一般的になるまでは、夏冬を問わず庶民が着ていた素材です。着物に用いられる麻は、洋服素材の麻(亜麻・リネン)と違って、ほとんどが苧麻(からむし・ラミー)です。苧麻は天然繊維の中で最も強く、絹のような光沢をもった植物繊維です。この麻を用いた平織りの布は、古来、献上布だったものが多かったので、上布と呼ばれています。麻を用いた盛夏(7月8月)のきものの中で、伝統的な手仕事による『越後上布』は、重要無形文化財に指定されています。盛夏に着る麻の着物の種類で、越後上布や小千谷縮、からむし織、宮古上布、八重山上布の、特徴についてまとめました。